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教育方針について

英語取得が第一の目的ではありません

当校はモンテッソーリ教育の良さを日本の子どもに届けたいというのが第一の目的にしております。
そのため英語習得を第一の目標とはしていません。 もちろんカリキュラムはすべて英語で行われますし、フォニックスを習得して、英語での読み書きができ、英語で科学や地理を理解できるように進めますが かといって子どもたちは日本語で話しても注意されませんし、英検対策もカリキュラムにありません。また母国語が日本語の家庭では「家庭でしっかり日本語を使う」ことを提唱しています。

子どもの行動には「理由」がある

例えば、「ひとつのアクティビティばかりを繰り返して他に興味を示さない」という行動にも、マスターしたいのか。それだけしかやりたくない理由が他にあるのかをじっくり観察し続けることで「なぜ同じ事ばかりを繰り返すのか」がわかります。 その子どもの行動に応じたヘルプをすることで子どもは、「分かった」という自信ができると次に進みたがる原動力になります。そのために個性的な教具があります。


年齢に合わせたカリキュラムの実施

モンテッソーリ教育では、大まかに言えば年齢にあわせてこのようなカリキュラムが組み込まれています。

大人がする日常生活上の様々な動作の真似をしたり、家庭にある身近にあるものを使いたいという幼児の欲求を活かしたり、小さな物音に興味を持ったり、手当たりしだいに物に触ったりすることを止めない事や色や音など外界からの刺激に対しての興味を育てることなど様々な教育をお手伝いします 一つづつを説明させていただきます。


①日常生活の練習

大人の真似から成長する

大人がする日常生活上の様々な動作の真似をしたがり、その動作の模倣によって自分の意志どおりに動く身体をつくり、いろいろなことが自分でできるようになります。 トドラークラスの教室内に特に多いのが、家庭にある日用品を教具としていることです。身近にあるものを使いたいという欲求が幼児にあるのでしょう。 水を入れる、中の物を出す、はめる、つまむ、押し込む、振る等、家では道具をすべて試すわけにはいきませんが、ここでなら好きなだけ物を使うことができますね。

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②感覚教育

興味関心に没頭して身につく集中力

モンテッソーリ教育において、教師は「教える人」で、はなく、子どもを観察し、自主活動を援助する人的環境要素です。 この点は他の教育法と最も異なる特長といえます。 子どもたちはは自分でワーク(作業)を決めてそれを達成させるため集中して取り組みます。そして達成することで自信を持つことができます。何より大切なことをは子どもたちには子どもたちに自発的な活動に取り組む自由を保障しています。先生や大人に集中を中断させられない自由が保証されていることで、一方通行で教わるだけの環境では味わえない感覚が身につきます。

整えられた環境による教育

  • 子どもが自分で自由に教具を選べる環境構成。
  • やってみたいなと思わせる、おもしろそうな教具。
  • 社会性・協調性を促すための、3歳の幅を持つ異年齢混合クラス編成。
  • 子どもそれぞれの発達段階に適した環境を整備し、子どもの自己形成を援助する教師。

見学いただくと広々としていて整頓された環境に驚かれると思います。 木や布などあらゆる素材を使ったモンテッソーリ独特の教具だけでなく日常使う道具もたくさん用意されており、すべての道具は子どもたち自身が次の人が使いやすいように使った教具は必ず元の状態にして戻します。これは子どもたちが道具を使う上での約束で、すべての子どもが誰にも強制されることなく静かに道具をとりいきワークを実施し終わったら次に使う人のために片付けて整頓します

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③算数教育Mathematics

有形から抽象的へと理解を進める

モンテッソーリの算数教育の特長はは、形のあるものでまずイメージから理解をします。何度もイメージを繰り返しながら徐々に数字の無形(抽象的なもの)へ移行しくというステップを経ていきます。 参考イメージは有名なモンテッソーリ特有のビーズ教具です。足し算、引き算だけでなくいずれは掛け算、割り算、分数や小数まで理解できるようになっていくようにします。

立体を理解するアイテム

「ピンクタワー」「2項式キューブ」「3項式キューブ」など、視覚的と感覚的に立体の辺の長さや体積の関係を具体的に理解する教具もあります。実はこれ、「二項式代数式」という日本では中学数学で習うほどのものなのですが子どもたちはまずイメージから理解してくことで自然と習得していけるようになります。

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④言語教育

発達段階に即した教具

大人でも日常的に使わない母国語以外の外国語は思い付きで手当たり次第に教えても、覚えにくいものです。周りの環境と体験に関連付けシステマチックに覚えられるよう 絵カード、文字カードなど、それぞれの発達段階に即した教具を使います。「Talk」「Read」「Write」の作業を通じて語彙を豊かにすることを目指し、最終的には文法や文章構成へと進みます。 たくさんの言葉に関するアクティビティがあり、例えば「ピンク」「ブルー」「グリーン」の箱にはそれぞれ7つのレベルのアクティビティがありますが主にCHクラスから始めます。

体験・感覚・感性を重視

文字や単語を見ただけでは抽象的で意味をなさないので、それに意味を持たせるステップを踏みます。モンテッソーリでは「感覚や感性と具体的な体験から抽象へ」と、子どもの思考を導きます。 例えば写真にあるような初歩段階のピンクの箱(ピンクレベル)の箱にはa,e,I,o,uの母音が1つずつ書いてあり、母音に応じたオブジェクトが用意されています。他にも文字の部分がザラザラしている教具をつかって 正しい書き方でなぞったり、発音したり、「Building words」といって一文字づつのアルファベットを置いてその横にオブジェクトを置いていくカリキュラムもあります。

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⑤文化教育Cultural Studies

ワクワクする好奇心を大切に

子どもたちがもってきた虫や動物をはじめとした様々な「生き物」、観葉植物、お花、野菜などの「植物」から歴史、地理、音楽、文化や美術など様々な日常的に身近にあるものを活用したりしながら観察したり絵を書いたりと様々なカリキュラムを通して理解を深めていきます。